愛しの親分 2話。
カラオケハウスで初めて親分と会ったとき、「私の親友です。」と、親分の親友の親子まで来た。
私は、
その日、初めましてが4人いた。
1、一風変わったオバサマ
2、親分
3、親分の親友
4、親分の親友の子
カラオケなんてさておきで、
その日はカラオケハウスでいろんな話で盛り上がった。
特に、何故か熱心に喋っていたのは私で、
私は親友の子に、私の歌の師匠の話をとても自慢気に話していた。
親友の子も、音楽の道を目指していたからだ。
その様子を見ていた親分は、立ち上げたばかりのボランティア団体に入るよう勧めてきた。
私は、親分とたくさん話した訳ではないが、
そのボランティアに入るのは悪くない。と思った。
そんな記憶しかないが、
親分が温かい眼差しで私の話を聞いてくれたのは、その日が最初で…今のところ最後だ。笑
後から聞いた話だが…
その日のカラオケハウスの料金は
「あなたが全部払いなさい」
と、一風変わったオバサマが親分に払わせたのだそうだ。
親分は驚いたが
「この子と出会わせてくれたことへの謝礼」
だと思って素直に払ったのだそうだ。
安いのか…高いのか…
私は複雑になったが、私は親分と出会わせてくれた謝礼を払っていないことに気付いた。笑
つづく
umi
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