一兆年後

「一兆年後に、地球は爆発するってよ」


その瞬間、私の中で何かが爆発した。

身体中の細胞が、ざわめいて
切なくなった。
細胞が切なくなるのが分かった。

私は、夏休みになるとバイト先の好きな人を親友に奪われ、冬休みになるとどうしようもなく好きだったサークルの先輩を親友に奪われた。

だから、恋愛するときはいつも、相手から告白されてから好きになっていた。
私から好きになる人からは振り向いてもらえない。
振り向いてもらえなかったから。

私の中で、何かが爆発したとき、
細胞が切なくなるのと、好きな人を親友に奪われたショックで細胞が縮む感覚は同じたと感じた、

『これが俗にいう、寿命が縮まる』
ということだと感じた。

そんなことで寿命が縮むくらいなら、
いっそのこと、生きてる間は好きになった人を振り向かせたい!そして、フラれてもいつまでもクヨクヨせずに前へいこう!!
と、思ったのだ。

そして恋愛以外でも、嫌なことがあっても次にいける切り替えが出来るかもしれない。と思ったのだ。

その友人の言葉は、
私の余生において、絶大なる言葉となったのだ。

一兆年後に生きてないし、
あとどれくらい生きられるか分からない。
それなら、前向きにやってやろうじゃない!!
人生謳歌してやろうじゃない!!

なんだか、病んでる人みたいだけどね(笑)

umi

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